こんにちは。
税理士の谷田です。
本日は雨天となりました。この日曜日に、鉢植えの植え替えを試みました。これらの鉢植えは全て屋内に置いてありますが、この雨の恵みで、植物は一回り大きくなると思います。
さて、このblogでは、これまでにもつぎのように市税に関して取り上げました。
今回は、四日市で賃借料を支払って事業をしてみえる方が対象となる「四日市テナント賃料支援金」を四日市商工会議所のホームページを参照しながら取り上げます。どうぞご参考になさってください。
ある税理士の一日【令和3(2021)年4月13日(火)】
さて、本日は午前からお昼にかけて2件の例月面談をさせていただきました。
1件目の顧問先様は、売上に大きな変化は見られないものの、利益をしっかり確保できていたのでよくよく見てみると、補助金を受け取った雑収入が入っていたためでした。この顧問先様は、いくつもの公的支援や融資を受けることができ、これを活用した新たな業態を模索しています。また、ご家族のライフプランについてもうかがうことができました。利益を生み出す仕組み作りが喫緊の課題と言えます。
2件目の顧問先様は、今年創業されたばかりの方です。まだ帳簿をつける経理体制を整えている最中ですが、税金がいくらくらいかかるのかをご心配なさってみえたので、所得税や住民税に加え国民健康保険料についても説明させていただきました。そして、予め節税をしておくご相談となりました。専従者給与を支給するスキームをご提案申し上げ、源泉徴収に関する届出書の提出をご指導申し上げました。しっかり帳簿をつけて、前もって利益を確認でき、納税額を予定できるような経理体制づくりを早く済ませたいと思いました。
夕方には、県外にて経営理念のセミナーに出席させていただきました。初参加なので、自己紹介やオリエンテーション、目的などをわかりやすく教えていただきました。ただ聞いていればよいという受動的なセミナーではなく、参加して感じたことをフィードバックしたりされたり、何度も発表の機会がありました。年に8回のコースとなります。来年の2月の卒業発表作文の発表に向けて、しっかり学びたいと思います。
往復3時間ほど電車に揺られながら、近鉄も名鉄も広告がとても少なくなっていることに気づきました。特に名鉄は、関連企業の広告がほとんどでした。景気がよくないことを意味していると考えられます。そこはかとない「コロナ」に対する不安が背景にあるのでしょうか?とてつもない不況に見舞われないことを祈るばかりです。
四日市テナント賃料支援金
四日市商工会議所のホームページによれば、
新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が減少している中小事業者や個人事業者の賃料等固定費の一部について、支援を行うことにより、事業の継続を下支えする制度です。
と、趣旨が述べられています。
申請の受付期間は、令和3(2021)年2月15日~5月31日15時までとなっています。
また、申請対象者はつぎのとおりとされています。
以下の要件を満たす中小企業、小規模事業者、個人事業者。
(1)四日市市内で事業を行っていること。
(2)申請時点で営業実態があること。
(3)市内の店舗等で賃貸人と賃貸借契約を結んで賃料を支払っていること。
(4)新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年5月~令和3年1月の事業収入が、1ヶ月で前年同月比50%以上減少している、又は連続する3ヶ月の合計で前年同期比30%以上減少していること。
(5)令和2年4月1日時点で次のいずれかに該当すること(法人の場合)。〔以下略〕
そして、対象経費はつぎのように定められています。
令和3年1月分・2月分・3月分の固定費で以下のもの。
(1)市内にある店舗等の賃料(地代も含む)
(2)共益費・管理費※上記以外の経費についても、契約書において、賃料と区分されておらず、賃料として一括計上されている場合には、支援額の算定の基礎に含むことがあります。
なお、支援金の額については、つぎのとおりです。
1店舗・事業所ごとに対象経費の1/2、上限月額10万円
最後に、申請手続きの方法としては、オンライン申請と郵送申請が認められています。
送付先はつぎのとおりです。
〒510-8501
三重県四日市市諏訪町2番5号
四日市商工会議所 テナント賃料支援金事務局 宛て
おわりに
今回は「四日市テナント賃料支援金」を取り上げました。
鈴鹿市や津市に事業所を構えてみえる方にとっては関係のない話しとなります。
そこで、鈴鹿市役所と津市役所について調べてみました。
ホームページで探すことが難しかったので、直接電話を掛けて聞いてみましたが、いずれの市もこのような公的支援は実施していないとのことでした。
鈴鹿市や津市で事業をされてみえる方は、お知り合いの方などに、四日市では家賃を支払っている事業者に対する公的支援があることを教えてあげてください。
ひょっとすると、とても喜ばれるかもしれません。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。