谷田義弘税理士事務所

三重県鈴鹿市 谷田義弘税理士事務所

減価償却の開始はいつから?

はじめに

昨日の大相撲名古屋場所は白鵬が7場所ぶり45回目の優勝で幕を閉じました。この場所、白鵬は進退がかかっていたそうです。全勝優勝ですから、白鵬の引退はないようです。しかし、土俵上での横綱白鵬の振る舞いに批判的な意見も報じられています。昨日の千秋楽結びの一番は見ることができませんでしたが、照ノ富士の横綱昇進も問題ないようで、21日に正式に決まる見通しです。秋場所が楽しみです。

 

本日、初めて梅雨明けを知りました。金融機関の方がおみえになったときに教えていただきました。事務員さんに聞いたら、「今ごろ?」と、いった感じでした。念のため、いつ空けたのかを調べたら、東海地方は先週の土曜日(ごろ)に明けていたようです。これを聞いて、昼ごろには部屋干しの洗濯物を外干し、よく乾きました。

 

本日は、朝1件、午前中に2件のお客さまをお迎えし、お昼前と午後に金融機関の方にお越しいただきました。お昼過ぎには、楽しみにしていたバイク(2サイクルエンジン)の納車をしていただきました。早速、給油方々、試走してみました。

これを踏まえて、本日は減価償却の開始時期について述べさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお付き合いください。

 

減価償却とは?

以前も取り上げた「減価償却」ですが、今回はこれを始めてよい時期について考えてみます。

まず、国税庁のホームページによれば、減価償却についてはつぎのように説明されています。

 事業などの業務のために用いられる建物、建物附属設備、機械装置、器具備品、車両運搬具などの資産は、一般的には時の経過等によってその価値が減っていきます。このような資産を減価償却資産といいます。

 

 減価償却資産の取得に要した金額は、取得した時に全額必要経費になるのではなく、その資産の使用可能期間の全期間にわたり分割して必要経費としていくべきものです。この使用可能期間に当たるものとして法定耐用年数が財務省令の別表に定められています。減価償却とは、減価償却資産の取得に要した金額を一定の方法によって各年分の必要経費として配分していく手続です。

と、されています。

「減価償却」に関する復習は、これくらいにしておきたいと思います。

 

減価償却の開始時期

それでは、減価償却はいつから必要経費や損金に計上したらよいのでしょうか?これが今回の主題となります。

 

再び、国税庁のホームページを引用すると、

 減価償却資産とは、法人税法施行令第13条に掲げるもので、事業の用に供しているものをいいますが、資産を事業の用に供したか否かは、業種・業態・その資産の構成及び使用の状況を総合的に勘案して判断することになります。
「事業の用に供した日」とは、一般的にはその減価償却資産のもつ属性に従って本来の目的のために使用を開始するに至った日をいいますので、例えば、機械等を購入した場合は、機械を工場内に搬入しただけでは事業の用に供したとはいえず、その機械を据え付け、試運転を完了し、製品等の生産を開始した日が事業の用に供した日となります。
なお、事業の用に供した日とは、資産を物理的に使用し始めた日のみをいうのではなく、例えば、賃貸マンションの場合には、建物が完成し、現実の入居がなかった場合でも、入居募集を始めていれば、事業の用に供したものと考えられます。

ということで、減価償却資産を取得(購入)した日ではなく、「事業の用に供した日」とされています。

具体的にはつぎのような例示がされていました。

  1. 機械を購入した場合、試運転を完了したときから月割り計算によって減価償却を始める
  2. 賃貸マンションの場合、入居がない場合でも、入居募集を開始したときから減価償却を始める

このように、減価償却をいつから始めればよいのか?という疑問に対して、「事業の用に供した日」がポイントとなります。

 

おわりに

本日届いた中古の原付バイクは、先週の土曜日、7月17日に本体のお金を支払いました。そして、先述のとおり、本日、早速試走しました。「事業の用に供した」ということになります。したがいまして、今回私が

購入したバイク(本体価格)が10万円以上であれば、令和3年7月から減価償却を開始することとなります。

また、少し遠回りをして、海岸の堤防を走って帰っていたとき、「おすもうさん」たちが白子港のすぐ脇の浜辺で、ビーチバレーを楽しんでいました。私も混ぜてもらえばよかったと、悔やんでいます。

 

本日は、反省すべきこともありました。

ふるさと納税にあたって、正確なシミュレーションをしなかったため、多めの寄附をさせたことを知りました。超裏技を伝授したので、これで何とか切り抜けようと考えています。

また、事業承継税制の報告を税務署のみならず、地方公共団体にもしなければならないことを初めて知りました。大きな宿題をいただいた思いですが、早々に片付けたいと思います。

 

梅雨明けを知ったこともあって、夜、近所へかき氷を食べにバイクで行きました。とても満足できたのと、原付で幹線道路を走るのは危険であることを学ぶことができました。

 

本日も最後までご高覧いただきましてありがとうございました。