谷田義弘税理士事務所

三重県鈴鹿市 谷田義弘税理士事務所

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ある飲食店の決算に向けて

本日(令和2年(2020)年9月18日)は、午前中、時間に余裕ができたので、散髪に行き、サッパリしてまいりました。午後からは、蒸し暑さもあってはクーラーをかけていました。16時頃には雨が降り出しました。この一週間はスッキリしないお天気が続きそうです。

今回は、例月訪問をさせていただいた顧問先様との面談について述べたいと存じます。いつもどおり、決算前に多岐にわたる打合せをさせていただけたと思いますので、どうぞご参考になさってください。

週末は、オンデマンド研修会やWEBセミナーを受講したいと思っていましたが、どうも期間が過ぎていたり、まだ先の予定であったりと、受講できないようでしたが、必ず有意義な週末にしたいと思います。早速、本日の夜、以前お料理教室の先生からいただいたレシピでクッキングに挑戦しました。先生の「完成写真」(右)と私がつくった「できあがり写真」(下)では、ずいぶん見た目が違うようですが、とてもおいしくいただきました。長芋は口当たりがサクサクで、後でとろみが出てとても新鮮に感じました。味噌だれをたっぷりまぶした豚肉は絶品です。レシピどおり、白ネギはいっしょに炒めず、添えた方がおいしそうで反省しています。

 

 

対象となる顧問先様の概要

  1. 業種:飲食業(レストラン)
  2. 形態:法人(9月末日決算)
  3. 特徴:良くも悪しくも、「コロナ」前までは、常連客(ランチ・団体)による根強い人気に支えられ、売上高は前年同月比でほとんど変わらないほど安定
  • コロナの影響:コロナの影響を受け始めたのは、本年4月でした。下旬には閉店を決め、三重県の「休業要請協力金」を受給され、売上が前年同月比半減となったため、「持続化給付金」も受給されました。これで、合計250万円の特別利益を得たことになります。このため、毎月の例月面談においては、法人税のシミュレーションが欠かせない項目の一つとなりました。

決算の打合せ

例年どおり、つぎのような決算準備を申し合わせました。

  • 棚卸し(消費税率の区分)
  • 減価償却資産の確認
  • 売掛金・未収入金、買掛金・未払金・未払費用の確認
  • 受取った配当金の内訳を示す資料
  • 事業用固定資産税の課税額
  • 法人税の予測…協力金や給付金を受給してからは、法人税がいくらかかるかを毎月シミュレーションしてきました。決算が近づくにつれ、その予測はより精度が上がっていきます。

繰越欠損金を使い果たしても、黒字を解消することはできそうにありません。法人税が課税されそうな状況にあります。経常利益では法人税がかからない程度となっていますが、やはり特別利益にあたる協力金・給付金の250万円が利益を押し上げました。

これまでの例月面談でも、いただいた協力金や給付金をいかに有効活用するか、ずいぶんいっしょに考えてまいりました。たとえば、

  1. これまで我慢してきたものを購入する。
  2. これまで我慢してきたものを修繕する。
  3. 広告宣伝に使う。
  4. 「コロナ」対策に使う。
  5. 顧客に還元する。

などなど枚挙(まいきょ)に暇(いとま)がありません。

さらに、それほど頻繁にないつぎのような支出を決算までに行う。

  1. 店内の消毒
  2. 浄化槽の清掃
  3. 車検

などなどについても検討しました。

  • しかし、「3.車検」については決められた時期に行わなければなりませんので、決算までに前倒しすることはできません。
  • また、「1.店内の消毒」「2.浄化槽の清掃」については、決算までにお金を払えばよいというものではなく、必ず決算までに終了していなければならないことを確認することができました。
  • そして、これでも法人税がかかるようであれば、いただいてばかりでは申し訳ないので、「法人税を払わせていただく」という結論に達しました。
  • また、消費税については、この期から新税率10%が12か月適用されるので消費税額を増やす要因となる反面、売上の落込みが消費税額を減らす要因となる旨説明しました。

例月面談

  • 8月の売上…「コロナ」の感染予防のため、お盆休み中の団体予約はお断りした。このため8月の売上が減ってしまうが、これはやむを得ないと考えている。
  • 酒税の申告に関する説明…1,800リットルものお酒を所持していないので、申告義務は免れることができる。また、増税になる種類は新ジャンルと果実酒のみで、他のものは減税になることから手間をかければ酒税がいくらか戻ってくることになる。これを理解した上で、申告をしないというのは、いたって現実的な選択
  • この酒税の申告についても、ブログ記事に取り上げたこともあるので、是非メールアドレスを教えていただきたい旨もちかけたものの、メールやラインをしてないことを確認
  • 鈴鹿市における「コロナ」感染者が増えているので、これまで以上に注意していきたいものの、具体的に何をすればよいものか不明
  • 「コロナ」感染が確認された場合、PCR検査費用はかからないと聞いているが、店の消毒代は自前か?→コンビニで約100万円かかって、その費用負担は自前とうかがう
  • 鈴鹿市の「住宅リフォーム補助金」の二次募集について概説後、ご自宅の修繕について上限20万円の補助金制度あり

おわりに

  • 法人税の節税については、協力金・給付金の250万円の臨時収入によって、急遽(きゅうきょ)法人税対策が必要となったわけですが、繰越欠損金がそれほど多くなく、法人税がかかることが予見できましたのが7月頃のことでした。せっかくいただいたのに法人税を納めて返してしまうことへの抵抗感があったのも無理はありませんが、「いただいてばかりでは申し訳がない」とおっしゃってみえたように、冷静にお考えいただけるようになりました。「余ったから返す」といったところでしょうか。全部返すわけではなく、法人税率分だけお返しすることになります。気分よく決算を組んで申告ができるような気がいたしました。
  • 法人税の申告をするには、その一年分の決算を組まなければなりません。決算を組むには、その一年分の帳簿を締めなければなりません。帳簿を締めるには、一年を振り返るだけでなく、決算特有の処理(決算整理仕訳)をしなければなりません。これら一連の作業を行って、初めて法人税額を求めることができます。まさに、その法人様の財務や収支に関する一年の集大成と言えます。
  • これを気分よく済ませるには、決算のずっと前から、法人税や消費税がいくらくらいかかるのかがわかっていないと不安は募(つの)るばかりではないでしょうか?今回の決算が気持ちよく乗り越えられそうである要因の一つは、毎月試算表で財務や収支について把握し、納税額の大まかな予測をしてきたからにほかなりません。常に着地点を見据えて毎月面談を重ねてきたという意味で、この顧問先様の決算は理想的な決算・申告になり得るものと考えます。

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税理士はただ決算を組んで法人税や消費税の申告すればよいという考え方もあります。確かに、税理士はもっぱら法人税や所得税、消費税に相続税などなど、税金の計算をして申告書類を作成することが重要な役割の一つであると考えられます。しかしながら、そういった日常業務を通じて、中小企業の経営者の方々の悩みに一番近いところにいることも疑う余地のないことです。ご家族でもなく、従業員さんでもなく、友人でもない。だけれども、財務を任せている気心の知れた専門家。このように、中小企業の経営者に寄り添えるすぐそばにいるのであれば、大いにその懐刀になって付加価値を高めることが社会的要請にもなっていると考えられます。

このように、谷田義弘税理士事務所(三重県鈴鹿市)は、経営にもアドバイスを惜しまない税理士を擁(よう)する事務所です。経営でお悩みなら、まずはご一報ください。お役に立てるかもしれません。






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