- 本日(令和2年(2020)年9月16日)も窓を開けて営業しましたが、曇りがちな天気のせいか、ジメッと感とディーゼル車の排気ガスの匂いが気になりました。
- 鈴鹿市の「住宅リフォーム補助金」は、予算に達しなかったのか、第二次募集もあるようです。9月11日に締め切られた第一次募集は、申請書類が発送されたようで、鈴鹿市内の工務店さんのお話によれば、この申請書が届いたらだいたいの方は採択されるのではないかとのことです。
はじめに
- 今回は、一般財団法人あんしん財団のWEB講演会「社員、顧客、社会から選ばれ続ける会社とは」(講師=坂本光司先生)を視聴しました。たいへん勉強になりましたので、 これをまとめたものをお伝えいたします。
- 経営者として、とても大切なことを教えていただけました。
- 特に、経営に迷うことがあれば、坂本先生のお話しの内容を思い出せば、進むべき方向が定まるのではないでしょうか。
- そういう意味で「経営の指針」ともいえる内容であると思います。私なりにレジュメにまとめましたのでご参考になさってください。
⓪イントロダクション
- 社員・顧客・社会から嫌われた会社、選ばれなかった会社は、必ず廃(すた)っていく
=社員・顧客・社会から選ばれれば会社は生き残れる
⇒社員・顧客・社会から選ばれる会社とはどんな会社か?
これを見ていく
- 結論
- 正しい経営は滅びない
- 格差は実践力=学んだことをやり続ける力…全社員で力を合わせる
- 企業がどうあるべきか?⇒「18の指針」を提示
①目的・手段・結果
- 全ての活動には、目的・手段・結果がある
- 目的(大義名分)=最も重要⇒経営理念が大切…何のために/誰のために/我が社は存在するのか?
②全ての人をしあわせにする
- リストラをして人をしあわせにできない…何のために経営に携わっているのか?〔本末転倒〕
③変えるべきことと変えてはいけないこと
- 変えるべきこと=方法論=時代に合わせて変える
- 決して変えてはいけないこと=正しい経営=世のため人のためにする経営〔不易流行〕
④企業は社会的公器
- 企業=社会的公器=社会全体のもの
⇒社会貢献するのは当たり前のこと←社会があって企業がある
⇒社会に迷惑をかけるような経営は認められない
⑤企業=人がしあわせになるための場所
社員がしあわせを実感している企業で業績が低迷している企業はこの世に存在しない
←8,000社以上の企業に関わった結果、1社も存在しなかった
例;社員を苦しめるようなノルマ=あり得ない
⑥しあわせにする五者
経営者がしあわせにする五者
しあわせを実感できる経営(誰も犠牲にしない)
⇒「五方良し」の経営
⑦五方とは?
- 社員と家族
- 社外社員(仕入先・取引先・協力企業・外注企業の社員はわが社の社員と同じと考える)とその家族
- 現在顧客と未来顧客(今日は、ちょっと休んでいくだけ/話しをするだけ/トイレを借りるだけといった将来顧客になってくれるかもしれない人々)
- 地域住民、とりわけ障がい者等の社会的弱者…こういった方々を大切にしているかどうか?
- 株主・支援機関
- 順番も大切
⑧5方を大切にしているか?
- 意識調査をすべき(無記名で本当のことを言いやすくする)
- 50~60項目程度の内容
⑨人をしあわせにする経営と業績を大切にする経営
- 人をしあわせにする経営と業績を大切にする経営は真逆
- 業績を大切にしながら人をしあわせにすることはできない
- 業績を大切にする経営=まちがった経営↔正しい経営=人をしあわせにする経営
- 「真の強者は弱者に優しい」(坂本講師)
- 非価格競争=19%(講師研究成果)
- 価格競争=赤字になる(日本の赤字企業=約7割)
- 企業経営=団体戦≠個人戦
- 例;「本社が小さい」企業=よい会社の特徴…小さな営業所や出張所、工場から整備されて本社は後回し
⑩経営の3要素
- ヒト・モノ・カネ→人財・技術・情報…これは誤り
- 一に人財、二に人財、三に人財
- 人財以外のモノ・カネ・技術・情報は、人間のための道具
⑪ポストの考え方
- 社長は、「社長という仕事をする社員」
- 部長は、「部長という仕事をする社員」
- 課長は、「課長という仕事をする社員」
- 係長は、「係長という仕事をする社員」
- 主任は、「主任という仕事をする社員」
- 社員は、「社員という仕事をする社員」
⇒それぞれ役割が異なるだけ
- チャンスと権限を与えれば、たいていの誠実な社員は、たいていのポストが務まる
例;5,000人規模の企業で、社会に貢献するアイデアを社内公募したところ、主婦のパートや高齢の非正規社員の方のほうが部長あたりよりもはるかにすばらしいアイデアを出してくる
⑫「腹八分」経営
- 8割操業=2割のゆとり
- 残業不要で変化に耐えられる
⑬利益率
- 企業の利益率はほどほどが良い
- 10%以下で差し支えない
- もし10%を超えるようなことがあれば、社員・取引先・地域社会・顧客(価格を下げる)に還元すべき
⑭モチベーションと業績
- 社員のモチベーションが高い企業=業績が高い企業
⇒社員のモチベーションを上げれば業績も上がる
⑮企業=社会的公器≠私物
- 社会材・公共財を用いなければ企業活動は立ち行かない
- 納税は企業(社会的公器)の義務
⑯5つの言い訳
- 全て誤解・錯覚・甘え
- 景気や政策
- 業種や業態
- 企業規模
- ロケーション
- 大企業・大型店
- 「問題は全て内にある」
⑰社風
社風=その会社に入った瞬間にわかる
企業内に「お互い様」という空気が流れない限り、いくら制度をつくっても機能しない
⑱中小企業の未来
- 中小企業の未来は自分自身(中小企業)で描く
- 規模・ブランド力・マネジメント力といった格差ではない
おわりに
いかがだったでしょうか?
「コロナ」禍になるずいぶん前、一度だけ坂本光司先生のセミナー(名古屋)に参加したことがありました。
そのときの衝撃を思い出しました。
私にとりましては、その後もこれからも、経営者としての指針になるお話しとなりました。
経営にお悩みの方は…
経営についてお悩みの方はご一報ください。一人で悩むよりも、相談してスッキリしませんか?是非、お気軽にメールをください。初回無料でじっくりお話しをうかがいます。
また、一般社団法人「あんしん財団」へのご加入を希望される方もご一報ください。ご紹介申し上げることができます。会費は、月額お一人2,000円ですが、さまざまな補助金制度もあって、私は毎年16,000円分を申請するようにしています。また、交通事故で通院したとき、1通院あたり2,000円の補償を自賠責保険や自動車任意保険とともに受けることができ、助かりました。是非、ご連絡ください。