谷田義弘税理士事務所

三重県鈴鹿市 谷田義弘税理士事務所

「創業計画書」って重要なの?

ある税理士の一日【令和2(2020)年11月27日(金曜日)】

こんにちは。鈴鹿(三重)の税理士谷田です。

本日、令和2(2020)年11月27日(金曜日)は、朝から設置していただいたばかりのガスファンヒーターで試運転方々部屋を暖めてみました。また、朝の掃除として久しぶりになってしまいましたが、窓ガラスの水洗いをしました。この二つの行為によって部屋は暑いくらいになっていました。22時頃には前が降るとスマホが教えてくれました。本日も国道23号線の夜間工事が行われています。

朝イチで家賃支援給付金の資料をお持ちいただきましたが、1か月以内の要件を満たしていなかったので、また仕切り直しとなってしまいました。期限が迫っているので、少し心配ですが、年内には片付けたいと考えています。

午前中、電話相談を2件こなしました。相続税と所得税に関するものです。税理士業務処理簿に記載しなければならないほどの内容ではありませんでしたが、無料相談者の方にはご理解をいただけたと思います。いずれも、具体的にどういった行動を取るべきであるかをお伝えできました。

生命保険会社の方との面談をさせていただきました。がん保険に入れていただいたので、その手続きなどなどをしていただきました。「コロナ」の影響についても話しました。「コロナ」前の無駄が浮き彫りになった現在、どう生きたらよいものか?考えている間に手遅れにならないようにしなければなりません。

午後からも金融機関の方にお越しいただきました。初めてお会いする方もみえ、有意義な時間を過ごすことができました。これからもいろいろと教えていただければと期待いたしております。

その後、市役所に行きました。お金を払うこともなく、親切にしていただいて、恐縮でした。おかげさまで、相続財産の評価を進めることができました。路線価地域における宅地比準方式による評価をするには、どうしても固定資産税路線価を調べなければなりません。

この外出中にも金融機関の方にお越しいただいたのに留守にして申し訳ありませんでした。15時過ぎにATMに立ち寄らせていただいたのですが、別の用でお越しいただいたようです。

 

このように本日は、睡眠不足の割に充実した一日を過ごさせていただきました。

さて、昨日個人事業を開業ようとする方から電話相談を受けました。夢を持って創業されるわけですが、どうしても資金が不足するため、日本政策金融公庫での融資をご希望でした。その際に創業計画書の提出が求められます。その作成についてのご相談でしたが、今回はその不安を少しでも解消できればと、この「創業計画書」を取り上げたいと思います。つまり、こういった方に税理士がどんなかたちでお役に立てるかを考えてみました。どうぞご参考になさってください。

なお、ホームページは本文と重複する箇所がございますので、「創業計画書」に関心のある方は、直接つぎのランディングページにお進みください。なお、このホームページのブログには挿絵がありますが、ランディングページにはありませんのでご了承ください。

また、週末はいつもどおりお休みをさせていただきますので、どうぞご了承ください。

【ランディングページ】

 

どう書く?「創業計画書」!

   ▼創業資金の調達

独立開業するときに、創業費用を自分ですべてまかなえることは珍しいと思います。そこで、創業の際に問題になるのが、資金。

やりたいことが見つかってもお金がなければ事業をスタートできません。

そんなとき、日本政策金融公庫の融資を受けることがあります。銀行で借りる融資と比べると保証料がかからない反面、高めの利息が一律設定されます。

そして、起業する際に作成しなければならないのが「創業計画書」です。ここに自分の夢や志といった想い、あるいはやりたいことを具体的に表現します。

しかし、自身で創業計画書を作成した場合、日本政策金融公庫から融資を受けられるのは2割以下と言われています。

そのため、創業計画書は、創業支援をおこなっている税理士の力を借りることがあります。具体的な数字や言葉の意味は専門家でないとわからないこともよくあります。しかし、ここで注意しなければならないのは、税理士などの専門家でも、事業の詳細や経営に対する思いなどはわかりません。経理や会計、あるいは現実的な事業計画は専門家として税理士が大いに力を発揮できるところですが、その事業に対する思いや業界や地域の事情は分かりません。

つまり、税理士であっても創業者と力を合わせて「創業計画書」を作るという姿勢が大切です。お金を払うから「丸投げ」では、よい「創業計画書」が作れるはずがありません。今回は、専門家の力を借りず、自身で作成した創業計画書が否決される理由について考えます。

   ▼創業計画書が否決される理由

【理由①】事業計画が非現実的

創業計画書には、財務内容を記載する項目があります。この項目が黒字であっても、現実的でないと融資を受けられません。
しっかり現実味があるかどうかで融資は実行されるので、非現実的だと否決されてしまいます。

【理由②】創業の動機が弱い

 創業計画書には、創業の動機と事業の経験、経歴を記入する必要があります。 この項目から、熱意や本気度が感じられないと否決となります。


テンプレートでは、2~3行で終わらすこともできますが、これだと熱意が伝わらないので、別紙で書くことをおすすめします。

【理由③】客観的資料が少ない

創業計画書には、サービス内容や取引条件などを記入する項目があります。
売上を裏付ける資料や取引先の資料など、事業内容や数字に対し、客観的に納得できる資料がないと融資は難しいでしょう。

◇まとめ

いかがでしたか?「想い」だけで、日本政策金融公庫から創業融資を受けることが簡単ではないことをご理解いただけましたか?

当事務所では、起業する方向けの創業支援もおこなっています。
今回ご紹介した、創業計画書の相談もおこなっているので、これから起業を考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。