谷田義弘税理士事務所

三重県鈴鹿市 谷田義弘税理士事務所

マイナンバーカードと日本の未来

○鈴鹿(三重)の税理士谷田の一日【令和2(2020)年11月11日(水)】

こんにちは。

鈴鹿(三重)の税理士谷田です。

 

本日(令和2(2020)年11月11日(水曜日))は秋晴れに恵まれました。いつもお越しいただく、金融機関の渉外担当の方が、暑いくらいだとおっしゃってみえました。今日の日中は、バイクでもそう感じるほど気温が高かったということになります。

本日も、株価が高値を付けたと聞きました。日常生活に実感がないことに違和感を憶えます。実に29年ぶりに日経平均終値が25,000円を超えたそうです。給付金や無利息借入金が余って資金が株式市場に流れたのでしょうか?だとすると、政府の目論んだ景気対策にはなっていないということになります。

本日は、午前中にzoom(リモート)セミナーを受講しました。テーマは、マイナンバーについてです。以前、マイナンバーの導入によって、税理士事務所の特定個人情報管理による管理体制が激変するということで、ずいぶん研修会にも足を運びました。先輩税理士の話などによると、消費税の導入のときよりも受講者が多かったという話を聞いたことがあります。当事務所も人的安全管理措置、物理的安全管理装置、取扱区域、管理区域あるいは入退室管理に現在も留意しています。
今回はこのセミナーのエッセンスをお届けいたします。

午後には金融機関の方と個人事業主の方をお迎えいたしました。
この個人事業主の方は、つい最近関与先になっていただき、今回初めて証憑をごっそりお預かりいたしました。本格的な所得税の確定申告が初めてということで、やりがいのあるお仕事だと存じております。早速、仕訳ができるよう綿密なヒアリングをして着手することができました。たとえば、携帯電話やガソリンなどの車両の事業に用いる割合が何割を占めるとか、経費性や減価償却についてのレクチャーをさせていただいたり、お預かりした証憑(請求書や明細書など)の内容について教えていただいたり、といったお話ができました。また、私の説明をよくご理解いただけたので、たいへん安心いたしました。

前日の夜更かしがたたって、この日はたいへん早寝をいたしました。

以上のように、今回はCFP佐藤益弘(よしひろ)講師による「マイナンバーカードの基礎知識」というオンライン講座出学んだ「マイナンバー」について考える機会にいたしますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

また、ホームページは本文と重複する箇所がございますので、法定相続情報証明の申請に関心のある方は、直接つぎのランディングページにお進みください。なお、ホームページには挿絵がありますが、ランディングページにはありませんのでご了承ください。

 

【ランディングページ】

https://tanida-tax.jp/blog/column/20201111-963/

 

社会の変化と人生設計

2005年に標準世帯(夫婦と子ども)と単身世帯の割合が逆転し、後者のほうが多くなった。

国際的に見ても、日本の B to C 電子商取引は少ない(2017年比較)。

日本のキャッシュレス…10年後の2030年に8割を目指す。

 

高齢者にもスマホが普及している(70代で半数くらい)。

人生100年時代(男性1.9% 女性7.4%)到来。

老後の不安=生活維持…長く働いて収入を増やすしかない。

マイナンバーとマイナンバーカード

マイナンバー(個人番号)とマイナンバーカード(個人番号カード)は異なる!

  • マイナンバー(個人番号)
  1. 個人を特定するための12けたの番号
  2. 社会保障、税、災害対策分野の事務手続きのみに利用可(これ以外利用不可)
  3. 本人確認不可
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  1. 申請によって交付
  2. 顔写真が付いているので、本人確認に利用可
  3. ICチップ内に個人を認証する機能(電子証明書)を搭載(暗証番号必要・民間利用可)

マイナンバーカードのメリット

  • 本人確認が容易に
  • 住民票、印鑑証明、戸籍関係証明書類等をコンビニで取得可
  • マイナポータルの利用可…行政サービスやその手続きがラインで可能となる。
  • オンラインで本人確認可…金融口座の開設、携帯電話の契約、住宅ローンの契約などができるようになる。
  • 2021年3月から健康保険証として利用可
  • 発行手数料無料

このように、

  • マイナンバーカードは、これからの時代の本人確認ツールとなる。
  • 通知カード(個人番号)では身分を証明できない。
  • マイナンバーカードのICチップの容量はかなり余っているので、今後は民間活用が活発になる。
  • マイナンバーカード一枚で、さまざまなことが可能になる(マイナポイント、カジノ入場管理など)。

といった特徴がありますのでご留意ください。

 

マイナンバーカードとキャッスレス化

  • キャシュレス化=国策→お金の流れの透明化

  1. ごまかしが効かなくなる
  2. 現金決済が信用づくりに寄与しなくなる(現金の信用が低下)
  3. ポイント還元などキャッシュレスメリットを享受(消費行動データの集積が自動化されたり、家計管理に活用される)

 

  • 国力の増強
  1. 無店舗・省力化経営の実現
  2. 流動性の向上(現金資産の見える化)
  3. 税収向上
  4. 消費行動における利便性向上による消費の増大
  5. 紙幣硬貨の製造コストの削減
  6. 自己破産を免れることも

キャッシュレス化のメリット・デメリット

  • メリット
  1. 時間の効率化
  2. 手数料の削減
  3. ポイント利用
  4. 管理が容易
  5. 衛生的

 

  • デメリット
  1. お金を遣う実感が湧かない
  2. インターネットなどのインフラ(PC・スマホなど)が必要
  3. 停電・電池切れで使用不可
  4. 個人情報やスキミングなどのセキュリティー問題
  5. 現金決済の店舗が多いと利便性が低減

マイナンバーカードによるキャッシュレス化でお困りなら…

鈴鹿(三重)の谷田義弘税理士事務所は、特定個人情報管理も形骸化させることなく、現在も適切に行っております。

また、マイナンバーカードの取扱いやキャッシュレス化への対応など、基礎的な情報のご提供をしています。より専門的な情報提供につきましても、専門家をご紹介できます。

どうぞマイナンバーカードやキャッシュレス化でお困りなら、鈴鹿(三重)の谷田義弘税理士事務所にご相談なさってみてください。お役に立てることも多いかと存じます。