谷田義弘税理士事務所

三重県鈴鹿市 谷田義弘税理士事務所

「アフターコロナ」の世界経済をみる

今回は「アフターコロナ」の世界経済の様子を考えてみます。経営のご参考になさっていただければ幸甚に存じます。

世界経済の概要

①新型コロナウイルス感染症の影響で世界経済は大恐慌以来の大きな打撃を受けている。

②2020年世界全体の実質GDP成長率は-5.2%(世界銀行)(リーマンショック時=-0.1%)

③米国失業率14.7%(4月)、13.3%(5月) Cf:世界恐慌(1933年)=25.6%

④「世界の不確実性」…世界142か国を対象に四半期ごとの国別レポートにおける「不確実性」(類義語含む)の使用頻度をカウントした指標。GDP比加重平均=過去最高レベル

⑤過去最大の経済対策
 日本…事業規模約230兆円
 米国…給与補助を柱に約300兆円
 ドイツ…約130兆円
 フランス…約50兆円

○私見


①世界経済の規模は戦前よりも飛躍的に拡大しています。
②「コロナ」が「リーマンショック」を超えたことが数字で確認できます。
③米国失業率は、5月にやや持ち直しています。日本の失業率は、理論値で約9%だそうです。いずれにしても高水準で、「大失業時代」の足音が聞こえるようです。
④1980年以降のデータで、「過去最高」だそうです。グラフで見ると、「コロナ」によって急激に上昇していることが確認できます。初めて見る指標です。
⑤日本はの約230兆円は、GDPの約4割に当たります。世界的に、これらの歳出の穴埋めが懸念されるところです。
⇒それぞれの指標は、「リーマンショック」を超え、「大恐慌」に迫る勢いです。金地金を買い求めて備えるといった対策も、鼻で笑い飛ばすわけにはいかない状況のように思えます。

世界経済を見据えた経営を模索するには

中小企業に限らず、経済情勢による煽(あお)りは避けがたいものです。この外部要因によって、存亡の危機に直面することもあり得ることだと考えなければなりません。このことを理解見据えて、谷田義弘税理士事務所(三重県鈴鹿市)は、経営に関するアドバイスを提供するサービスも取り扱っております。このような顧問税理士をお探しなら、お役に立てるかもしれませんので、つぎのメールにてお問合せください。