今回は、経済産業省・中小企業庁による「3つの補助金」の内、「IT導入補助金」についてご案内申し上げます。きっかけは、鈴鹿商工会議所の一枚のチラシでした。
IT導入補助金2020
・趣旨…自社の経営課題にそったITツール(サービス、ソフトウェア等)の導入経費を国が一部補助することで、生産性向上や業務効率化、収益向上を支援する制度
・予算…例年の約1.5倍
・申請〆切…2020年8月31日(以降未定~12月下旬(予定)まで)
・その他…特定の事業者(FUJI XEROXなど)に依頼すると、本年度1次公募の採択率が92%、前年度の採択率も全国平均の約2倍の実績があり、効果報告支援もサポート
「IT導入補助金2020」枠別・類型別の概要
通常枠
これまでにも、広く中小企業対策として実施してきた国の補助金制度
- A類型(「賃上げ目標」は加点)…補助金額=30万円~150万円未満(補助率1/2以内)
- B類型(「賃上げ目標」は必須)…補助金額=150万円~450万円(補助率1/2以内)
特別枠
コロナウイルスの影響を乗り越えるために必要不可欠な緊急のIT投資(遡及適用可)など
- C類型
- (甲)サプライチェーンの毀損への対応(補助率2/3以内)
「賃上げ目標」は加点=30万円~150万円未満
「賃上げ目標」は必須=150万円~450万円 - (乙)非対面型ビジネスモデルへの転換(補助率3/4以内)
「賃上げ目標」は加点=30万円~150万円未満
「賃上げ目標」は必須=150万円~450万円 - (丙)テレワーク環境の整備(補助率3/4以内)
「賃上げ目標」は加点=30万円~150万円未満
「賃上げ目標」は必須=150万円~450万円
まとめ
- 通常枠は国が以前からIT化を推進してきた制度ですが、今回から特に「コロナ特別枠」が設けられました。
- この3つの「特別枠」は、いずれも「コロナ」によって変化を促(うなが)す内容となっています。
- 社会の変化にいち早く順応することを支援してくれる制度と言えます。
- 期限が迫っておりますが、この機会に是非申請をご検討いただければと存じます。
「IT導入補助金2020」に関するご相談は…
最後に、当事務所より特定の事業者(FUJI XEROX)をご紹介することができる場合があります。「IT導入補助金2020」の申請をご検討の際は、つぎの連絡先までご相談ください。